白川郷を思う存分堪能した私は、いよいよ帰宅行程へと入ることになった。白川郷からバスに乗り込み、富山駅を目指します。バスに揺られること1時間程度だろうか。それぐらいの時間で、白川郷から富山駅前へと降り立つことができた。

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富山に来ることは滅多にない。故に思い出は作りたい。しかし、そこまで時間は無いし、おなかは全く空いていないので飯系のアクティビティは回避したい。そう思いつつ、スマホで検索すると、どうやら駅の近くに富山市役所があるという。そして、その市役所の展望台から見える景色がこれまた絶景であるという情報に巡りあうことが出来た。

私はその情報を信じ、富山市役所へと向かうことにした。



確かに、駅から数分歩くと富山市役所に到着することができた。

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私はさっそく展望台行きのエレベータに乗り込み、展望台へと駆け上がった。

エレベータの扉が開くと、そこには予想だにしない絶景が広がっていた。

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神々しい山々が眼下の街を見下ろしている。

まさに神の息吹を感じる光景であった。

本当に美しく、神々しく、厳格な雰囲気が漂う立派な光景だった。

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私はただただ息をのむことしかできなかった。

自分という存在、自分の悩み、人々の争い、憎しみ...。

それら全てがひどくちっぽけなもののように思えた。

もっとスケールの大きな人間にならなければならない。

私はそう思った。

神々の山をその目に焼き付けた私は、富山を後にすることにした。

高山、白川郷、そしてこの富山と巡ってきた今回の男の一人旅も終了を迎えつつあった。

私は富山駅から新幹線に乗り込んだ。

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車窓から見える神々の山々が私に語り掛けていた。

「頑張れよ」

私は「はい。」と返事した。

これからまた始まる戦いの日々に、少しだけ勇気が湧いてきたような気がした。

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