松島や
ああ松島や
松島や

皆さんも聞いたことがあるだろう。日本三景の一つである松島をめでた歌ある。当然私も、この歌を子供のころから知っていたし、松島とは一体どれほど美しい場所なのだろうか、一度チャンスがあれば訪れてみたい等という感情を抱いていたことは間違いない事実なのである。そして、そのチャンスが、今回の旅で訪れたという訳である。

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震災遺構を巡った後、私は再び仙台の地に舞い戻ってきた。東京に戻るべき時間迄、まだ少し余裕がある。そこでスマホを取り出し、近くに観光地がないかを調べた。すると、仙台駅から松島まで比較的近いことを知った。3時間程度あれば、行って、見て、戻ってくることも十分可能だと思われた。私は決断した。松島へ向かうことを。

松島海岸に到着した。まずは近くのお寺を回った。

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私はかつて出雲大社で人生初の御朱印帳を購入したにもかかわらず、そこから一度も御朱印を頂戴していないのである。無論、このたびにおいても御朱印帳を持ってくることさえしていなかった。したがって、せっかく訪れたこの寺でも御朱印をもらうことはできなかった。次回から旅に出るときには、急な寺社仏閣めぐりにも備えて、必ず御朱印帳を持参しなければならないうことを強く心に誓った(多分、また忘れてしまうのだろうが…)



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そして、いよいよ本題の「日本三景・松島」に辿り着いた。


大勢の人がいた。一体どんな景色が待っているのだろうか…。私の心は踊った。次の瞬間、私の目の前に衝撃的な光景が広がった。



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これが、日本三景…?


ここがあの松島?松島や、ああ松島や、松島や?まさにそんな気分だ。もちろん、ネガティブな意味で。私は少し勘違いしていたようだ。そこには日本的な奥ゆかしき美があるのかもしれない。私が勘違いしていただけだ。東京というコンクリートジャングルで暮らす中で、闇夜を照らすオフィスビルの明かりや、建造物のクールな感じが美しいと思うように毒されていた。日本三景とは日本的な美の象徴。大きくは「自然こそ、緑こそ日本的な美」なのかもしれない。それを知らずに、勝手に勘違いをし、勝手に幻滅している。決して、松島のことをディスったりするつもりはない。ただ、あの時の正直な気持ちを綴っただけである。きっと、感性がおかしいのは私のほうなのだ。


なんとも言えない気持ちになり、私は松島を後にした。仙台へと戻り、新幹線でまた東京に戻ってきた。東京はいつもと変わらずオフィスビルに明かりが灯り、人工的な光が闇夜を照らし出していた。きっと、おかしくなった私の感性は元に戻ることはない。これからも変わらない。そんなことを暗示しているようだった。