少子化が進行する日本。減少する生産年齢人口。一方で、自分自身の両親を含め、若い世代が支えなければならない世代は増加の一途をたどっている。

子供がこの世に誕生するまでには、①男女が出会い②交際に発展し③夫婦となり④子供をつくる、というステップが現在多様なフローが存在し、認められている日本に於いていまだ多数を占めるマジョリティであると考えられる。

少子化が進行している、ということは上述の段階のどこかに、何かしらの課題が含有されていることを、暗に示してる、と考えられはしないだろうか。



僕の周辺を見てみよう。

出会いが全くない、ということがあるだろうか。

人のことを言えた身ではないことは、重々骨の髄から承知して合点がいっているのだが、それでもなお、言わせてほしい。私よりもひどい、救いがたきキモメンの友人も、どうやら年に1回程度は合コンと言う場に身を馳せ、何かしらの出会いを享受しているようである。

つまり、「①男女が出会い、」のところに関して言えば、例えばそのQualityに目を瞑ることができれば、この点について、課題があると言い切るには、やや材料が弱い。要は、量と質には課題があるかもしれないが、出会うという文字面通りの意味の上では、どんなキモメンにもチャンスがあるということだと判断できよう。



それでは課題は何なのか。

順序通り「②交際に発展し、」に目を移してみよう。先ほど、救いがたきキモメンを例に挙げさせていただいたかと思う。彼らは女性と出会ったのち、交際に発展しているだろうか。



回答は、「否」である。

より踏み込んで答えるとすれば、その気など微塵も感じさせないほど圧倒的皆無。もう「②交際に発展し、」という段階に何かしらの問題が生じていると考えることが妥当であろう。むしろ、それしかない。

続いて、「②交際に発展し、」をより細かいステップに分解していく。交際に発展する、とは、前段のステップで出会った二人の男女の一方が、交際を申し込み、他方がその提案を受諾することにより完結する。「交際を申し込む」ということについて、現時点で、最も市民権を得ているであろう方法は、【A】男性が女性をデートに誘い【B】親交を深め【C】然るべきTime(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)に【D】相手のハートに響く言葉で交際を申し込む、というフローをたどる、というものである。

では、この切り口から考えたとき、課題はどこにあるのだろうか。

それは【A】である。千里の道も一歩から、という言葉があるように、物事の最初のステップをうまく運ぶことにより、その後のすべてが決まっていく。発射角度が決まるのである。

男性が女性をデートに誘う、とりわけ初デートは絶対に外すことはできないのである。ここにかかるプレッシャーは半端ではない。特に運命を感じた相手に対しては、絶対に負けられない戦い、である。4年に1度のワールドカップどころではない、一生に一度である。

口から心臓が飛び出る、とはうまく言ったものだが、もっともっと飛び出そうなぐらいのプレッシャー、圧力である。心臓、胃、すい臓、肝臓、腎臓、ボーマンのう、膀胱、腸、ヘルパーT細胞から、あげく性器に至るまで、すべての臓器が口から飛び出て、体の内側のすべてが口から飛び出る。

女性を初デートに誘う男性は、非常にグロテスクな姿になっていると思っていただきたい。もちろん、精神的な話ではある。

さて、見事に女性を初デートに誘うことができたとしよう。そこで次の課題となるのは「何を話すべきか」である。ここについては、事前準備もさることながら、当日、現場において臨機応変に対応することが求められる。メンズの真の力が試される場所であり、ここさえ乗り越えれば、あとは如何様にもなるとさえ言える。 


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そこでここからは、一体どのような話題で女性との初デートを乗り越えるべきかを考えてみたい。どのような話題が効果的なのだろうか。そもそも「初デートの目的」とは何なのだろうか。

初デートでは、女性に対して好印象を与え、次回のアポイントメントを取得すること、であると僕は考えている。

そもそも話題をどうするか悩む前に、身なりを整えておく必要がある。

自身の考え得る限りのオシャレをし(オーソドックスなスタイルが一番。奇抜なアイデアはいらない。)、ひげを剃り、眉毛を整える。歯もしっかりと磨く。場合によってはホワイトニングをしてもいい。女性と会う直前まで、キシリトールガムを噛む。その他にも、ありとあらゆる手段を講じて、極限まで努力をしておくこと。その前提があっての「話題」である。

顔に自信がないなら美容整形も視野に入れてもいい。とにかく、一切の妥協をしてはいけない。


では、実際にどんな話題がいいのか、考えてみたい。






出身地
ここでは「大人になってからの初デート」を想定している。

つまり、小・中・高生の恋愛は想定していない。大人になれば、自分の出身地から離れていることも多い。

そういった状況になって初めて、この話題は活きてくるのである。女性もきっと、同郷の男性であったり、ましてや同じ大学、高校出身であった暁には、そうではない場合と比べれば、心を開き、許しやすい状況になっていることであろう。

出身地という話題を出して、プラスになることはあれ、マイナスとなることは万に一つもない。



趣味(学生時代の部活)
出身地と双璧をなす話題。王道中の王道と言えるだろう。

自分の話をした後に、女性の話を聞くことに徹しよう。僕の場合、趣味がサッカーだ。そして、今や日本全国にサッカーチームが所在している。女性がそのチームを知っていれば、盛り上がることは間違いない。また、僕は各地のスタジアムに足を運ぶようにしている。実際に足を運べば、その土地の様々な情報を得ることが出来、それが話題の引き出しとして蓄積される。そういった趣味を事前に男性は持っておくことが望ましいのではないだろうか。

そして女性側の趣味についても、十二分に理解を深めておく必要があるだろう。ヒップホップダンス、ロックダンス、ポップダンス、舞踊、茶道、華道、書道、そしてあらゆる類の音楽などである。観劇などにも足を運ぶ必要がある。自分の見地を広めることにもなる。決して損はないはずだと僕は思う。



仕事
どのような業種・業態化、朝は何時に出社し、夜は何時に退社しているのか。ここを熱く、誇り高く語れる女性は、仕事に一直線で好感が持てる、というような一つの判断材料にもなる非常に重要な話題だと僕は思う。 

そして、もしあまりにも不健康と思われる働き方をしていれば、「体調は大丈夫か」等の気遣いを見せ、「優しい俺」をアピールすることにもつなげられる。疲れをとるにはこうしたほうがいい、等のさりげないアドバイスにつながる蘊蓄も、事前に準備し自らの引き出しにしまっておいたほうがよいだろう。具体的なアドバイス、そして状況に的確にマッチしたアドバイスを提供することで、より一層「優しい俺」というイメージが効果的に働き、また、女性の中で自動的に伸長していくものだと思う。とにかくいいイメージを相手に持ってもらうために、重要な一つのトリガーたるものだと僕は考えている。

さらに自分の仕事の話に話題が及べば、多少なりの味付け(脚色)もまじえて、自分のことをアピールしていきたい。あらかじめ緻密に練り上げたプロットを用意し、話す。ほんの少しだけ背伸びした自分を伝えてもいい。嫌味にならないよう、そして、女性の興味がそこにあるかないかを注意深く観察しながら話すのである。もし興味がなさそうであれば、すぐに次の話題に切り替えよう。



好きな音楽(≒好きな何か)
これは自分があらゆる音楽シーンに精通していれば非常に大きな話題となる。近年日本では様々な音楽イベントが開催されており、今時の女の子たちの多くは何かしらのそういったsomethingに参加した経験を持っているものである。それはすなわち、彼女たちには好きなアーティスト的なsomethingがある、ということを意味している。

そして元来、人間は好きなものについてはどこまでも語れるものである。ここは、女性の好きなように語ってもらう。好きなものについて語るとき、人は自然に笑顔になる。童心に帰る。そして心地よくなる。その心地よさは、決して僕といることで生まれるものではない。しかし、少なくともその場では「あ、この人といると、楽しい。心地いい。」と思ってもらえる可能性が高まるのである。こんなことを書くと、女性を騙すなんて(≒勘違いさせて)ひどい、と思われるかもしれないが、「居心地よく感じる人」なんていうものは、突き詰めれば皆、そういうことだと僕は思っている。

もちろん、音楽ではなく、先述した趣味のところで同様の効果を得ることも十分に可能だと思うが、初デートでひとつの話題に執着しすぎると、「間が持たない」印象を与えてしまいかねない。次々に話題を切り替えていく、その一つとして「音楽」は万能だと思うのである。

もし、相手が自分の範疇にない、例えば洋楽ばかりを答えてきたとしよう。(僕はあまり洋楽には詳しくない)

そんな時は、何か別のものとのコンビネーションを活用する。「●●×音楽」といった具合に。僕なんかはよく「季節×音楽」を多用している。「誕生日いつ?え、8月?たしかに何か夏っぽいよね~。きーみーがいたなーつは遠いゆーめのなかぁーあーーーー♪」的な感じで口ずさむ。そしたら相手も、よほどぶっきらぼうでない限り乗ってくる(もし乗ってこなかったら、もう芽は無い)。そして、相手の好きな音楽を聞き出したり、一緒にハミングしたり、そうすれば楽しい時間が訪れる。

ちなみに僕は、春は「さくら(森山直太朗)」、夏は「夏祭り(ホワイトベリー)」「Secret Base~君がくれたもの~(ZONE)」、冬は「DEPARTURES(globe)」を多用している。要は誰もが知っていて、暗くない楽曲であれば何でもOKだ。秋はイメージできる曲が少ないので、冬で代用することをおすすめしたい。



好きな食べ物
これも鉄板ではあるが、事前準備を入念にしておくことで威力を発揮する。通常、デートは「ごはんに行こうか」という誘い方が一般的であるが、その際に相手に「何か希望はある?」と聞くとする。すると半分ぐらいの確率で「何かおすすめはある?」と質問に質問で返されるのである。ここで「あ?なにテメェ質問に質問で返してんだ?あ?」となってはならない。

冷静沈着に「そうだね、和なら○○かな。お酒が好きなら△△。あ、でも最近はタイ料理にはまってるからXXも気になるんだよね」と返すのだ。そしてこれはスピードを要する。次回アポイントメントは、初デートの現場で取得したいものだ。その時にスマホを取り出して調べる…というのでは遅すぎる。しっかり準備しておきたい。僕も「もっと調べておけばよかった…」と後悔することも多い。

「料理のジャンル×場所」分のお店を必ず事前にリサーチしておきたい。東京であれば、東京駅、澁谷、恵比寿、中目黒、新宿。関西であれば梅田、三宮、四条河原町。マストスポットについては必ず押さえておく。女性をがっかりさせてはならない。ここをどれだけ真剣に事前準備しておくかによって、2回目以降のアポイントメント取得率は大きく左右されると肝に銘じておきたい。

また、料理の話題を出すことにより、実は女性と物理的な距離を縮めることも可能である。料理の話題になったら、こう問いかけるのだ。

「最近食べたもので何が一番よかった?写真とかないの?

まず間違いなく、写真を撮っている。そしてそれを見せてもらう。そのとき、スマホを一緒に見たり、あるいはスマホを持つ手を手に取ったりして、物理的な距離を縮めることもできる。もちろん、十分に心の距離が縮まっていなければ、ただの変態になってしまうので、そこは自己責任のもと十分に注意したいところではある。



初恋
大人になると、事情は区々。場合によっては、人に話すことのできない恋愛事情も出てくるし、逆に話されてもなんともコメントのしづらいエピソード…なんていうものに出くわすこともなくはない。そのような事態を避けつつ、かつ「恋愛」というテーマに話題を及ぼすための最適なキーワードが「初恋」なのである。どんな女性であれ、99.9%、初恋は「美しい思い出」になっていると僕は思っている。ピュアな思い出、それを思う存分語ってもらおう。もちろん、こちらが話題を振られたときのピュアなエピソードの準備も遅滞なく行っておくこと。






さて、僕が初デートの時に話題にしているのは今しがた述べたことが大体である。しかしながら僕は、初デート、2回目デート、…、n回目デート(※nは自然数)などといった手順を踏み、交際に至って経験は、実はあまりない。浅薄な経験から生まれる方法論もまた浅薄であり、この記事で書き連ねてきたことは恐らく正解ではないし、もっと磨き上げていかなければならないとも思っている。なぜならこうして独り、机の上でキーボードを叩き、妄想に駆られた駄文を連ねている間にも、時は流れ、僕は劣化し、益々女性と巡り合うことが減り、交際に発展する可能性は逓減していくのだから。つまり、それをカバーするだけの話法を、まさに1秒ごとに磨き上げ、バージョンアップしていかなければならない。




いま僕が求めているのは、女性の見解である。初デートでいったい、何を求めているのか。率直な声を聞かせてほしい。



この記事に対するアンサーブログを書いてほしい。切に願う。