昔の話をしようと思います。私がまだ大学生だったころ(2009年~2013年)の話です。

私の友人の多くが当時、深夜、ゲームに興じていました。

彼らの中には、ゲームのし過ぎによって何年にも渡り留年もしていました。確か、FPS?と呼ばれる戦争のゲームだったと記憶しています(間違っていたらご指摘ください)。

私は彼らの行動を非難した。
「なんて生産的な時間を過ごしているのだ」と。





当時の私は実に頭が固かったのです。固定観念で凝り固まっていたのです。

大学生であるからには、彼女の一人でも作り、サークルで遊び、単位は効率的にとり、自給の良いバイトでしっかり稼ぎ、飲み会では決まってオールをし…等々こそが、大学生として最も輝いた価値のある過ごし方であると考えていました。それこそが生産的である、と。

勉強をし、専門知識をみにつけたり、士業を目指したりすることがキャリア形成であると。

時は流れました。時代は変わりました。元号も平成から令和に。

周りを見回してみましょう。

なんと現代では、ゲームが立派な仕事になっているのです。

まずは「YouTuber」と呼ばれる人々の台頭です。
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YouTubeで動画を配信し広告収入を得て生活することが現実として可能になりました。ゲームのプレイ動画配信だけでYouTuber生活が成り立つのか否かはさておき、ゲームを極めし者たちにとって、そもそも動画のネタ探し等をする必要はなく、自らの趣味と実益を両立させることが現代では可能になっているのです。

つまり、学生時代の貴重な時間のほとんどをゲームをプレイすることに投資していた彼らは、自然とゲームに関する知識やスキルが身についており、それらを配信することで収益を上げることができます。その礎を、彼らは学生時代に築いてきたと解釈することが可能になったのです。


続いて、eスポーツの出現です。
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近年では莫大な賞金のかかるゲーム大会が、国際大会という開催規模を以てして行われるようになってきました。それらはただのゲーム大会ではなく「eスポーツ」と呼ばれており、これを部活動とするような学校も現れ始めています。

ゲームは一つの「競技」として成り立ち、そのマーケット規模は拡大を続けています。いずれは、世界有数のスポーツイベントとして開催される日が来るのかもしれません。オリンピック、サッカーワールドカップ、ラグビーワールドカップが世界3大スポーツイベントと呼ばれていますが、そこに並び立つほどのポテンシャルを秘めている可能性がeスポーツにはあるかもしれません。

競技としてのゲームが成立する前から、ずっと昼夜を問わずにゲームをし続けていた彼らは、もしかすると歴史的な起源であると呼ばれるようになるかもしれません。そう、イングランドでサッカーやラグビーが発祥したときのように。

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私はゲームを実際にしたこともないくせに、それを非生産的であると勝手に判断していました。社会の大きな流れを読むことができ、かつゲームを自ら経験をしたうえで、その面白さを身をもって理解してれば、将来的にゲームが大きなムーブメントを生み、巨大なマーケットを形作るであろうということを読むことができたかもしれません。本当に浅はかな判断だったと後悔していますし、当時私に非難された友人たちには心の底から謝罪したいと思っています。

このことから学べる教訓として

①世界の大きなトレンドを読むための最新の情報を常に手に入れ、自分なりに未来を想像する洞察力を高めること

②何事も自ら経験し、やってもみないうちから勝手な先入観で判断しないこと

が挙げられると思います。このことは資産運用においても重要になってくると思います。


何事においても「やってから言え」ということですね。反省しています。