「日本人は働き過ぎである」

我々日本人は、効率的な働き方が苦手であり、労働生産性が他の先進国に比べて著しく低い。

昨今、労働生産性や働き方改革について熱い議論が交わされる中で、様々な情報を拾っていくと、先述したように考えがちです。実際、それを証明するようなデータもありますし、それについては間違ってはいない事実なのだろうと思います。

ではなぜ、日本人は働き過ぎなのか。

それはつまり、言い換えれば「休まなさすぎ」と言えるのかもしれませんね。

あなたが会社を「休まない」理由は一体なんでしょうか?

私もワーカホリックな日常を基本的には過ごしています。平日は家と会社を往復するだけで終わってしまうような日もありますよ。そんなの、通常の企業勤めをしている人間にとっては普通です。時々「満員電車に乗る人生なんて嫌だ」というようなフリーランスのツイートを見たりしますけど、そんなに嫌なんですかね?「そんなに」というのは「会社を辞める程度に」という意味です。満員電車に乗って毎日会社に行くだけで1,000万円の年収が確定するんですよ?さらに今はリモートワークの推進や時差出勤の流れもあり、満員電車はそもそも無くなるのではないでしょうか生産年齢人口も減っていますし。それらを考慮したうえで、会社を辞めるほどの決断が出来るなんて、本当に私にはまねできることではないなぁと感嘆してしまいます。このように決断できる理由はいくつかあろうかと思いますが、概ね以下の通りではないでしょうか。


①満員電車に乗る苦痛を凌駕するだけの年収をそもそも貰えていない

②満員電車が将来どうなっていく(悪化or緩和)を見通すことが出来ていない、考えてもいない

③何も考えていない

④「満員電車に乗るのが嫌で辞めた」と言ってみただけ


大体こんな感じではないでしょうか。いずれにせよ、会社を辞めるという決断は、少なくとも私にとっては相当にハードルの高い決断であり、これを実際に行動に移した人々にはすべからく万雷の拍手を捧げたいと思います。これは本音です。思慮深い決断であればあるほど、その理由が知りたいものです。


さて、本来論じたいことからだいぶ脱線してしまいました。「休まない理由」について考えてみます。

私はなぜ会社を休まないのか。思いつく理由を順不同で箇条書きにしてみましょう。

①家にいても暇だから

②孤独だから

③会社のほうが楽しいから

④期待にこたえたいと思うから

⑤自分は何でもできるエリートだというプライドがあり、人よりもいい成果を出したいと思っているから

等々の理由があります。幸いにも、上司による恐怖政治によって出勤せざるを得ないといった状況に陥っているわけではありません。単純に、自分が納得できるだけの成果を残すためには、それ相応の労働時間が必要になるというだけの話なのです。

また、私は基本的には自己中心的であるため、人への配慮もありません。基本的に、人の働き方と自分の働き方は何のリンクもしないものと考えています。となりで同僚が寝ていようが、定時で帰ろうが、そのことが私の働き方には何の影響も及ぼしません。

もし、となりで寝ている人と給料が一緒なのが嫌だ!という不満があれば会社を辞めればいいだけ。でもそれはしない。なぜなら全てを受け入れてもいいと思えるだけの報酬をすでに得ているから。それだけの話です。

ただ、世の中には私とは違う考え方の人もいます。心が優しい人もいます。自分が休むことで周りに迷惑がかかると考えてしまう人も大勢いるようです。しかもそれは日本だけではなく、アメリカの若者にも当てはまるというのです。





Younger workers in the United States tend to feel guilty about taking vacations, according to a new report.

最近のレポートで、アメリカの若者は休暇を取得することについて罪悪感を感じる傾向があることが分かった。

Online travel agency Priceline commissioned Savanta, a market research firm, to survey 1,000 full-time employees about their vacation habits. Participants included workers from the Baby Boomer generation, Generation X, Millennials, and Generation Z. The oldest generation—the Baby Boomer—was born between 1946 and 1964, while the youngest—Generation Z—was born between 1997 and 2010.

休暇の習慣について1,000人の正社員に調査を行った。ベビーブーマー、X世代、ミレニアルズ、
世代の被験者がいる。最も上の世代がベビーブーマであり1946~64年生まれ、最も若いのがZ世代であり1997~2010年生まれである。

Results showed that US workers do not use up their paid vacation days, which amount to more than 10 per year. One of the reasons behind this is the guilt that they feel when taking days off work.

調査結果によれば、有給取得をしない米国人労働者は10%以上存在し、その理由の一つが休んだ時に感じる罪悪感であった。

The study further revealed that the younger generations were more likely to report feeling uneasy about making the most of their paid vacation days. Generation Z workers experienced this the most, followed by the Millennials. The younger generations also said that they feel obligated to check on work through their e-mails or phones while on vacation. Those from Generation X and the Baby Boomers did not report as much guilt.

とくに若者は有給を沢山使うと不安になるらしい。Z世代、そして次いでミレニアルズにその傾向があることが判った。休みの日でもメールを使って仕事のチェックをしなければならないという気持ちになるそうだ。オッサンたちにはその傾向は無い。

In addition, the study revealed that among all workers, guilt is present within a few months of starting a new job. More than 60% of the participants reported that it takes them at least six months to feel comfortable with using their paid vacations. Some even wait a full year before taking any vacation.

特に仕事を始めたばかりのときにその傾向は強い。仕事を始めて6か月過ぎないと緊張感が残ったままだという。1年過ぎてようやく有給を取得する人もいるらしい。

Priceline’s Chief People Officer Liz Dente said that this should not be the case. She believes that companies should be the ones being pressured to let workers completely disconnect from work during their vacations.

これはダメで、会社側がしっかりと仕事のことを忘れさせるようにしなければならないという考えを持つ経営者もいる。



確かに、言われてみれば入社当初のほうが休むことに抵抗感があった。私の場合は決して人に迷惑を掛けたくない等という高尚な理由ではなく、自分が人に負けたくないという一心ではあったが、実際、確かに今のほうが休んでいる気がする。いや、確実に休んでいるだろう。昔は休むのは日曜日の午前中だけとかいう訳の分からない働き方をしていた事もあったが、今は時代がそれを許さない。限られた時間のなかで自分のプライドを保つためにも、圧倒的に効率的な働き方をしなければならない。頭を使うことに全集中力を持ってくるためにも、ほとんどルーティン化してしまうことが重要だ。あとは外注だ。人を教育し、協力させることで、私のチームを形成し、私の仕事をより一層完璧なものへと仕上げていくのである。

効率的な働き方についてはこれからも自ら実証を重ね、このブログを通じて発信していければとは思っている。