どうも、コロナに揺れる社会にあっても、在宅せずに出社して労働を強いられている黒澤です。

コロナウイルスの爆発的な感染拡大に伴い混乱をきたす社会と経済。リーマンショック時にはまだ学生だった私にとって、社会人として初めて経験する大きな騒動です。

今、話題になっている「マスク2枚給付」など、様々な情報が錯綜し、それらに対して各人が思うことを自由に発信していますね。その中にイラつくものがあったので紹介しておきます。

私の女性の友人(もはや友人とは呼びたくもないが)は、通常の肺炎に比べて致死率が低いから恐れるに足らん、田舎は人が少ないからコロナは恐れるに足らん&都会の人間は騒ぎ過ぎだ、等の訳の分からないことを、インスタグラムを通じて発信しています。(省略はしますが、なぜか政治的な発言に繋がり、ネタ議員の支援を!等という発言に繋げています。まぁ、政治的志向は私には何もいう権利は無いので、これに対してどう思っているかについては省略します。)

私は、医学の分野に詳しくないので、様々なウイルス感染症が存在する中でコロナウイルスに対してこれほど人類が恐れている理由を明確に理解しているわけではありませんが、恐らくは未知の感染症であり原因が特定されておらず、それ故に治療方法が確立できていないことに加えて、一定の致死率があるということが挙げられるためではないかだと考えています。(間違っていればご指摘ください。)

そういった事情を考慮しない友人の暴論を見るだけでイライラします。

彼女は田舎に住んでいて人が少ないから安全だと考えているのかもしれないが、それは明らかに誤りですよね。

田舎こそ、コロナに弱いとされる老人方が多く存在し、一方で医療の限界もすぐに迎えるだろうし、加えて彼女のようにコロナに対して無知で対策も取らず、感染爆発のトリガーを引きかねない人間も存在していることによって、ひとたび感染者が出れば、瞬く間に拡大し、知人や友人、家族を巻き添えにしてしまう可能性が高い地域だと考えられる。

しかも、彼女は医療の分野に従事していた経験があり、私のような素人よりも、医学的分野に精通しているはずなのにそのような考え方を持つに至ったのか、恐ろしくて仕方がありません。

ある意味、医療の最前線から離れ、田舎で暮らしてくれている現状のほうが、我が国の医療にとっては望ましい姿だと言えるような気さえします。

医療崩壊を招きかねないため、体調が悪くても一定自宅で静養を取ることが望まれているという理屈は分かります。ただ一方で、国の医療崩壊を防止するよりも自身の命を守ろうとするのが人間です。その気持ちも分かります。家族がコロナになった可能性があれば、病院に押しかけて何としてでも検査を受けさせ、入院させたいという気持ちになることでしょう。彼女にはこの気持ちが分からないのでしょうか?きれいごととはいえ、患者の気持ちに寄り添うことも医療従事者に求められる素養であると考えられますが、彼女の極端な主張は、決してそういった素養を持ち合わせているとは感じられない乱暴なものではないでしょうか。

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さて、我が友人に対するイライラの発散はこれぐらいにしておいて、これまでのコロナウイルス関係の経緯について、厚生労働省により発信されている情報等をもとに,、初期の発生経緯を復習しておきたいと思います。




***2020年1月6日***

中華人民共和国湖北省武漢市において、昨年12月以降、原因となる病原体が特定されていない肺炎の発生が複数報告されています。現時点での状況及び厚生労働省の対応について、お知らせいたします。

1.患者の発生状況など(令和2年1月5日時点。国立感染症研究所まとめ)
 ・発生数:59例の確定例(うち7例は重症)。死亡例なし。59例の発症日は2019年12月12日-29日の間。
 ・感染経路:不明。ヒト-ヒト感染の明らかな証拠はない。また、医療従事者における感染例も確認されていない。
 ・発生場所の疫学的な特徴:海鮮市場(華南海鮮城)と関連した症例が多い。当該海鮮市場は、野生動物を販売している区画もある。現在は閉鎖中。
 ・類似疾患の可能性:インフルエンザ、鳥インフルエンザ、アデノウイルス、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)は否定されている。


これまでに人類が経験した類似の感染症ではないことが明確になっていることが重要です。未知のウイルスなのです。故に恐れなければならないし、それは第一義的には自分の命を守るためでありますけど、それだけでなく、家族や友人に未知のウイルス感染症を移してしまわないためでもあります。



***2020年1月16日***

1月14日、神奈川県内の医療機関から管轄の保健所に対して、中華人民共和国湖北省武漢市の滞在歴がある肺炎の患者が報告されました。この方については、1月6日にご本人が医療機関を受診した際に、武漢市の滞在歴の申告があり、その後、原因が明らかでない肺炎等の患者に係る、国立感染症研究所での検査制度(疑似症サーベイランス)に基づき報告されたものです。
当該患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)で検査したところ、昨日(1月15日)20時45分頃に新型コロナウイルス陽性の結果が得られました。新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生が国内で確認されたのは初めてです。
本件について、積極的疫学調査を行うとともに、世界保健機関(WHO)等の関係機関と協力し、リスク評価を進めてまいります。

概要
(1)年代: 30代
(2)性別: 男性
(3)居住都道府県: 神奈川県
(4)症状: 1月3日から発熱あり。
1月6日に中華人民共和国湖北省武漢市から帰国。同日、医療機関を受診。
1月10日から入院。
1月15日に症状が軽快し、退院。
(5)滞在国: 中華人民共和国(湖北省武漢市)
(6)滞在国での行動歴: 本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、詳細不明の肺炎患者と濃厚接触の可能性がある。

◆国民の皆様へのメッセージ
 
新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本疾患は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。
 
武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。


***2020年1月22日***

1月22日現在の状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。
(1月22日正午までの武漢市やWHO等から発表された内容を踏まえ、1月20日報から下線部分を更新しました。)
新型コロナウイルスの感染者について、我が国では1名の感染者が報告されております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html
また、我が国では、積極的疫学調査により、現在、18名の健康観察調査を行っております。
これまでに新たな感染者は確認されておりません。

厚生労働省では引き続き情報収集を進めてまいります。

1.国外の発生状況について
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、1月22日12:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
・中国、感染者440名、死亡者9名。
・タイ、感染者2名、死亡者0名。
・韓国、感染者1名、死亡者0名。
・台湾、感染者1名、死亡者0名。
・米国、感染者1名、死亡者0名。

2.国内の発生状況について
・1月22日現在、確認されている感染者は1名である。
当該感染者は既に軽快。
なお当該感染者は外出時にマスクを着用していたことを確認済み。
・当該感染者の行動歴について調査が進められており、濃厚接触者は全て特定し、健康観察対象者としている。
現時点での感染者の健康観察対象者15名全員について健康状態に問題は見られず、感染者や体調不良者は確認されていない。
・この他、海外で発生した感染者の接触者として3名が同定されており、25日に出国予定。



実は私、2月に台湾旅行を計画しており、この段階ではまだ、台湾旅行を諦めるという発想はありませんでした(最終的には諦めた)。ここまで爆発的に世界に広がるとは思っていませんでした。とりわけ、現在のアメリカ、欧州をはじめとする先進国への爆発的拡大には驚きました。リアルなウォーキングデッド状態になろうとは、この時点では想像もしていませんでしたし、どちらかと言えば、医療が充実していない東南アジア等の途上国を中心に発症していくのではないかと予想していました。(検査できていないだけかもしれませんが…)



***2020年1月31日***

1月31日現在の状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。(1月31日正午までの各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、1月30日報から下線部分を更新しました。)
1月30日に今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の症例の報告があり、10例目、11例目、12例目としてプレスリリースを行いました。

また、世界保健機関(WHO)の緊急委員会は、1月31日未明(日本時間)、中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生状況が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(*(PHEIC: Public Health Emergency of International Concern)」に該当すると発表しました。

厚生労働省では、WHOからの発表内容を精査した上で、必要な対応を講じてまいります。

1.国外の発生状況について
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、1月31日12:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
・中国:感染者9,692名、死亡者212名。
・タイ:感染者14名、死亡者0名。
・韓国:感染者7名、死亡者0名。
・台湾:感染者9名、死亡者0名。
・米国:感染者6名、死亡者0名。
・ベトナム:感染者5名、死亡者0名。
・シンガポール:感染者13名、死亡者0名。
・フランス:感染者6名、死亡者0名。
・オーストラリア:感染者9名、死亡者0名。
・マレーシア:感染者8名、死亡者0名。
・ネパール:感染者1名、死亡者0名。
・カナダ:感染者3名、死亡者0名。
・カンボジア:感染者1名、死亡者0名。
・スリランカ:感染者1名、死亡者0名。
・ドイツ:感染者4名、死亡者0名。
・アラブ首長国連邦:感染者4名、死亡者0名。
・フィンランド:感染者1名、死亡者0名。
・イタリア:感染者2名、死亡者0名
・インド:感染者1名、死亡者0名
・フィリピン:感染者1名、死亡者0名


ちなみに、2月17日時点でもイタリアはまだ3例しか確認されていませんでした。
米国阿15名でした。

まさに、ここ最近で一気に増えたことが判ります。

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以上、初期段階のコロナウイルス拡大について簡単に復習してみました。

私にとっては、台湾旅行が頓挫したことが最大の影響でしたが、それ以外に特に影響は出ていません。その点は、これだけ社会と経済が混乱し、志村けん氏の死去等、命の危険が身近に考えられるようになった今となっては、非常に幸運であるように思います。

J&Jが薬を開発するという報道等にあるように、人類はこのウイルスに必ず打ち勝つことができると確信しています。それまで私も日本国民として、感染拡大防止に協力していきたいと思います。