都内某所、

某日。


20時頃、仕事に見切りをつけ、デスクを綺麗に片付ける男がいた。

そう、俺だ。黒澤だ。


俺はその日、待ち合わせをしていた。

相手は以前にも記事にしたこの子である。


そう、清楚系なお嬢様である。

この日は清楚系お嬢様との2回目のアポイントだった。


前回の記事を読んでもらえばわかるが、この子(てか、俺より年上)は非常に聡明で、話をしていてインテリジェンスを感じていた。

俺自身のタイプではないのだけれど、はっきりいって大人だと思った。

もしこの子と恋に落ちるようなことがあれな、大人の恋が出来るだろう。

俺はそう思った。

あるいは、大人の関係として割り切った付き合いが出来る。
(俺的にはそれ狙い)


そんな風に思った。

だからこそ、2回目のアポに誘った。

もちろんゴール設定は明白。

準即を決めることだった。

ただ飯を食う、ただ酒を飲むだけの時間は、はっきり言って無駄。

何かしらの進展が必要だった。

もちろん、俺は本気で付き合う気はない。

暇つぶしだ。

となれば、先述したとおりの目標設定となることほか有り得ない。

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①待ち合わせに遅れて現れる俺

待ち合わせ場所に着いたのは、約束の時間から30分も超えていた。

普通なら、「すまない…」という態度で現れるのが遅れた側の常識的な態度であろう。

しかし、その日の俺は違った。

何食わぬ顔で彼女の前に現れた。

「あ、早いね」

何が早いね、だ。

お前が遅いのだ。そうツッコまれても仕方ない状況だったが、俺は敢えてそのような態度を取った。

なぜか。

俺に対する彼女の食いつきを確かめたかったからです。

今日の勝率はいかほどあるのか、その点を測りたかったのです。

もし遅れて行って「なんだこいつ…」という反応をされたら、俺への食い付きはそこまで高くないということを示しており、準即に持ち込める可能性もそこまで高くはないということが事前に把握できる。

余計なコストはかけたくない。望みの戦いに割く財力を俺は持ち合わせてはいない。

この事前のリトマス試験紙による実験は、アポを数多くこなすうえでは重要だと考えています。

もちろん、食い付きの低い状態から高い状態へと持って行くだけのスト値と能力を持つことが根本的な解決策ではあるのですが、俺にはまだその能力が足りていない。


居酒屋へイン

俺はナンパ師のように、○○ルーティンといった技を持ち合わせているわけではない。

丸腰の素人である。

俺に出来ること。

それは、目の前の女性と正面から真っすぐに向き合い、魂と魂でぶつかり合い、本音を引き出し、受け入れ、受け入れられるようになることだけである。

俺は彼女と真剣に語り合った。

過去の恋愛、仕事、将来。

様々な本音を引き出すことが出来た。

彼女の食い付きは上がっていった。

それは俺自身がすごく感じていた。

と、同時に一つの違和感が俺の中に生まれ始めたのである。


③メンヘラ化リスク

食い付きが上がることは望ましい。

ただ、限度というものがある。

では、その限度はどう決まるのか?

それはもちろん、俺のスタンス次第である。

つまり、俺が彼女を作る気でアポに取り組んでいるのであれば、食い付きがあがることは基本的に望ましいことである、

なぜなら、その分だけ俺が「付き合ってほしい」と告白した際の承諾率が上昇することになるからである。

一方で、俺に付き合う気がない場合、つまり今般のアポのような場合、一定の食い付きは歓迎すべきだが、上がり過ぎてしまうのも厄介なのである。

つまり、相手に真剣な交際を求められてしまうリスクが高いということである。

また、仮にあまりにも食い付きが高い子と、情事に至った場合、そこからメンヘラ化するリスクもあるような気がした。実際喋っていて思った。

この子に自宅を知られるのは危険な気がする…。

直感的に感じてしまった。

確実に自宅にインできる。でも、後々のリスクを考えると…。

欲望と理性の間で俺は揺れに揺れた。揺れ幅はマグニチュード10。

勃起と賢者が俺の中で戦っていた。





④結果

俺の中の理性が勝った。

やはり、危険だ。

俺はこの子と一夜を共にすることはできない。

そう判断した。

その日は健全に解散した。

コストがもったいなかったので、今度会った時は俺が払うよといって多めに出してもらった。


⑤後日談

やはり俺の直感は正しかったようだ。

あの日、リスクを取って欲望を満たさなくて本当に良かったと思っている。

なぜか。

あの日から物凄い頻度でラインが来る。

もう相手をするのがめんどくさい。

しかも、メッセージの3通に1つの割合でメッセージが取り消されている。

なんなんだ一体…。何を送信したのだ…。

若干、怖さを感じている俺がいる。



やはり、少しでも危険を感じたら身を引くべきだと思う。

女は世界に何人いると思っている?

いくらでもいるし、今という時代であればいくらでも出会う手段はある。

メンヘラの相手をする時間なんてない。

そんな時間があれば、自分磨きをするべきだと俺は思う。

みんなも気を付けてほしい。

一瞬の欲望が命取りになることもあるかもしれないからな!



ではまた、次の記事でお会いしましょう!!


アチョ!!