指導員という立場上(本当に指導員だったのかも分からないが)、僕とナカムラは仕事で関わることが多かった。何事も大勢に影響が無ければ問題無いというスタンスの僕とは真反対の性格で、ナカムラは細部にこだわる性格だった。
ナカムラは僕の作成した資料を一度チェ
寄稿
【続編決定】豚小屋社畜日記シリーズ
どうも、編集長の黒澤です。私のブログで連載している『豚小屋社畜日記』というシリーズ。私の友人でありノーベル文学賞の有力候補である豚くん(以下、豚先生)が書き綴るシリーズもの。銀行、証券会社と渡り歩くそのストーリーは、そのリアリティからフィクションかノンフ
豚小屋社畜日記3
転勤の初日、僕は真っ先にナカムラの座席を探した。座席表を見ると、僕の右斜め後ろの座席がナカムラの座席だった。ナカムラのデスクは、まるで道路の端の雪泥のように、乱雑にものが放置されていた。しかし幸いなことに(あるいは不幸なことに)その日休暇を取っていたの
豚小屋社畜日記2
スピーカーから古い洋楽が聞こえる。ビートルズの「something」だ。僕はティファールでお湯を沸かし、インスタントコーヒーを淹れ、カップを口に運んだ。淹れたてのコーヒーはどこか泥臭く、お世辞にも美味しいとは言えなかった。コーヒーを机に置きなおし、その淋しげな音楽
豚小屋社畜日記 〜豚氏からの寄稿〜
どーも。黒澤です。
さて、かねてより寄稿を依頼していました我が親友の豚さんから、ついに記事が届きました。
メールできたので、その際のメールもそのままに掲載します。
豚さん、ありがとう!
では。
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黒澤さま
お世
物を書く者
どうも、ジンです。
今日は早帰りデイなので、もう列車に揺られています。
このブログをいつも読んでくれている友人からこんな言葉を頂きました。
「ジンニキの日記に寄稿してもいいよ」と。
ジンの周囲には、物を書く才に